こんにちは。HKLABOの小松です。

私は登山が好きでよく山に登るのですが、奈良の大峰に行くと修験者さんがお尻につけている毛皮の尻当てが気になって、また便利そうでいいなあと思ってました。これは引敷(ひっしき)というそうです。普通には尻当て、腰当て、尻皮、腰皮などとも呼ばれています。

 

2013年6月、吉野山で見つけて普通の登山者も使ってもいいとのことでしたので買い求めました。一番安い鹿皮のものですが。今まで(2017年5月現在)、60~70の山にこれを付けて登りました。休憩の度にザックから敷物を出す手間もなくどこでも座れてとても便利です。ごつごつした岩、濡れた岩や木、雪の積もった岩やベンチでも平気。動物の毛と皮が水の浸入と冷たさを遮ってくれます。

 

ただこの修験者の方のための引敷(尻当て)は裏面全面に木綿の布が張ってあり紐も同じく木綿の布。これは腰や尻に汗をかくとかなり濡れて、登山者の方はよくご存知の通りなかなか乾かない。登山用としてはこれはちょっと問題かな?

 

修験者の方やマタギの方、言わば山のプロが使う毛皮の尻当て、山ではきっと便利でいいものに違いない。しかし登山用品店ではまず売ってないですよね。ならば自分で作れないか?登山用だから軽量化も大事。必要以上の大きさはいらないし木綿の裏布も不要ではないか。腰には紐でくくるのではなくザックと同じくバックルにする。これで使いやすい尻当てが出来るのではないか!で試行錯誤の末、登山者の視点で出来たのがこれ。一番安く比較的入手もしやすい鹿皮の尻当てです。

 

 

これを付けて三重県の雪の御在所岳へ行って来ました。

雪のベンチでもこれを腰に付けているとそのまま座れます。もちろん濡れてきませんし暖かです。

 

雪原での休憩もそのまま座って雄大な景色を満喫!

 

ベンチに雪が凍り付いた東屋でもそのまま座ってカップラーメンを食べる(笑)。

 

御在所岳山頂で記念撮影(笑)。

 

また夏場の暑い時も快適に付けられるように通気メッシュ付きの尻当てもあります。この通気メッシュを付けているとウェアと鹿皮の間にすき間が出来て、汗をかいた時の蒸れ感が大幅に軽減されます。さらにクッション性、断熱性も増して尻当てとしての機能がアップ。オールシーズン活躍します!この通気メッシュは簡単に取り外すことが出来ます。通気メッシュは50〜60gと軽いので私はオールシーズン付けています。

乾いていると思って座った木が実は湿っていてズボンのお尻が濡れてしまった、という経験はありませんか?これを付けていればそれも防げますよ(笑)!

皆さんにもこんなに便利で快適な鹿皮の尻当てを付けて登山を楽しんでいただきたいと思います!

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ぜひ覗いてみてください。よろしくお願いします。