御在所岳裏道登山道2018.01.28
三重県鈴鹿山脈の御在所岳の裏道を歩いて来ました。
御在所岳の裏道は30年以上前に一度登ったことはあるのですがもう記憶がありません。この8年で9回御在所岳に登ってますが一度も裏道を歩いていないのでこの雪の時期に行ってみることにしました。目的は藤内壁を見て氷壁を登るクライマーを見ること(^ ^;;;。
まずは御在所ロープウェイの湯の山温泉駅横の登山道入口からスタート。駅の左側を奥へ行きます。遠くに見えている雪山が御在所岳です。
少し行くと御在所岳裏道登山道の1合目の看板があります。この日は雪が多くこんな下から雪がいっぱい。もうチェーンスパイクを登山靴に装着。
湯の山温泉には蒼滝という滝があります。ここを右下に下りて行くとあります。今回はパス。
鈴鹿スカイライン(国道477号線)の橋の下に出ます。この道路は冬期閉鎖中で冬場は車は通りません。
大きなつららがありました。
1時間ほどで藤内小屋という山小屋に着きます。少し休憩(^ ^;;;。
ここから御在所岳と国見岳の間の国見峠へ向かう裏道の本格的な登山道になります。左の岩壁が藤内壁。ロッククライミングで有名です。
今回の目的の一つ、藤内壁への分岐はどうなっているのか見る、が見れました。こんな大きな看板があったのですね(^ ^;;;。ここはロッククライマー専用のルート。しかも今は厳冬期。しかしたくさんのクライマーさん達がこちらへ入って行きました。岩と雪と氷の壁をみなさん登られるのですね。私には出来ません(笑)。
これはそこから見えた氷の滝の最上部を望遠レンズで撮ったもの。すごい迫力ですね。しかし多くのクライマーはもう少し西の壁を登られるそうです。実にたくさんのコースがあるらしいですね。
私は裏道登山道をどんどん登りますが標高が上がるにつれて雪がどんどん深くなってきました。
ふと後ろを振り向くと四日市の街、伊勢湾、遠くセントレアまで見えました。
迫力ある藤内壁の絶壁。右上の方に登っている人たちがいます。凄いですね。
違うところにもたくさんの人たちが。これから登るのでしょうね。
標高1000Mほどに来ました。さすがに雪が深くなり歩きにくくなってきたので、体調や明日の仕事のことを考えてこの辺りで引き返すことにしました。目的の藤内壁とクライマーが見れて、また思う存分雪の上を歩いたので満足です。
帰りは沢の氷など好きな景色を楽しみながら歩きました。
数年に一度の寒波のためにほんとに雪はたっぷり。兎の耳という看板がありました。
何度か徒渉しますがこの丸太が一番恐かった(笑)。
藤内小屋近くまで来てもこの雪。遠くに見える平地も雪が積もって白くなっています。
先ほどの兎の耳はこの岩らしいです。
国見尾根に行く分岐。
藤内小屋まで戻って来ました。ここで外のテーブルとベンチをお借りしてカップラーメンを食べました(^ ^;;;。
滑らないように慎重に渡る。沢の水が綺麗!
水しぶきが凍った独特のつらら。冬にしか見られない光景。
行きにも見た大きなつらら。よく見るとコケの中から滲み出た水がだんだん成長したようです。
ロープウェイ駅の近くに下りてきても雪はたくさん、流れがよどんでいるところは凍ってました。静かに水が流れてました。
御在所ロープウェイ。これに乗れば上の山上公園駅まで12分!
登山口に戻って来ました。今回はピークハントはしませんでしたが国見峠のすぐ下まで行き、今までで一番の深い積雪を歩き雪の恐さも知ることが出来、とても勉強になった山行でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。